あなたはLINEの自動返信を使いこなせているでしょうか?
LINE公式アカウントの自動返信機能を活用すれば、業務をより効率的に進められます。
自動返信機能は無料で設定できるため、売上アップのために使わない手はないでしょう。
ただし、正しく使いこなさなければ逆効果になる可能性があります。
本記事では、自動返信機能を個人に送るメリットや注意点、活用方法を解説しています。
本記事を読めば、どの場面でLINEの自動返信機能を使えばよいかがわかるでしょう。
- 自動返信機能の種類と特徴
- 5つのメリット
- 利用する際の注意点
- 活用方法3点
業務が忙しく個人への返信に困っている方は、ぜひ本記事を読んで売上向上を狙いましょう。
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個人に返信するLINEの自動返信機能とは
LINEの公式アカウントには、友達登録されているユーザーに自動的に返信する機能が備わっています。
これをLINEの自動返信機能といいます。
友達の数が増え、それぞれに個別返信していると膨大な時間がかかってしまうでしょう。
そのようなときに自動返信機能を利用すれば、業務を効率化できます。
たとえば、営業時間や店舗の場所などの単純な質問や営業時間外の返信など、あらかじめメッセージを設定することで自動返信機能を利用できるのです。
ビジネスでLINE公式アカウントを利用している人は、自動返信機能を使いこなして効率的に業務を進めましょう。
LINEで個人に自動返信する2つの方法
LINEの自動返信には2つの種類があり、それぞれが違う特徴を持っています。
ここでは、自動返信機能の種類と特徴について解説します。
24時間一律にメッセージを送る「一律応答」
「一律応答」とは、公式アカウントに届いたすべてのメッセージに対して、あらかじめ設定しておいたメッセージを送る機能です。
この機能を利用すれば、営業時間外や他の業務で忙しくメッセージに応答できないタイミングでも、素早い対応ができるようになります。
一律応答の特徴は、どのメッセージにも同じメッセージで返信するという点です。
たとえば、一律応答の設定をオンにすれば、設定している間はすべて同じメッセージでの返答になります。
営業時間外に「ただいま営業時間外のため、翌営業時間以降に返信いたします。」などのメッセージを設定しておけば、ユーザーの気分を害することなく対応できるでしょう。
また、一律応答には、ホームページのリンクやよくある質問への回答なども含まれます。
24時間365日高いレベルでの対応が可能になるため、ユーザーとのコミュニケーションにおいて重要な機能となるでしょう。
キーワードが合致した場合に送られる「キーワード応答」
「キーワード応答」とは、公式アカウントに届いたメッセージに特定のキーワードが含まれていた場合、キーワードごとに設定されているメッセージを自動で返信する機能です。
キーワードに合わせて返信内容を設定できるため、より内容の濃い対応ができるでしょう。
「定休日」というキーワードでメッセージを設定したケースでは、ユーザーの定休日に関するメッセージに応答できます。
「お問い合わせありがとうございます。定休日は◯曜日です。」という内容のメッセージを設定しておけば、定休日に関する質問にその都度応答する必要がなくなります。
キーワード応答の注意点としては、キーワードが完全一致でないと反応しない点が挙げられます。
たとえば、「定休日」というキーワードを設定した場合、「定休日は何曜日?」などの質問には反応しません。
キーワード応答を効率的に利用するためには、関連するキーワードを複数設定しておくことが重要です。
個人にLINEで自動返信するメリット5選
公式アカウントで自動返信機能を利用すると、多くのメリットが得られます。
ここでは、自動返信機能のメリットを5つ紹介します。
コストの削減になる
自動返信機能の活用はコスト削減につながります。
自動返信機能は、営業時間外や定休日などに対応する従業員がいなくても、一律のレベルでユーザー対応ができるためです。
さらに、単純な質問に対応する時間を、営業活動やクリエイティブな時間に費やせば、さらなる売上アップが期待できるでしょう。
業務が効率化される
公式アカウントに寄せられるメッセージには、売上にかかわる重要な内容から、頻繁に送られる単純な質問まで多岐にわたります。
そのため、売上にかかわる重要なメッセージに労力をかけるためにも、自動返信機能の活用が重要になるのです。
たとえば、100通のメッセージ中、50件が単純な質問で50件が重要な内容だとしましょう。
その場合、100通すべてをスタッフが対応するよりも、自動返信機能を利用して重要な50通だけの対応を行うほうがより効率的です。
自動返信機能には、単純作業を減らし業務効率をアップさせる効果も期待できるのです。
顧客対応の質が向上する
公式アカウントのメリットとして、気軽にいつでもメッセージを送れる点が挙げられます。
自動返信機能を活用して、一律のメッセージを設定しておけば、24時間365日質の高い顧客対応が行えます。
自動返信機能により、ユーザーは自分が知りたいことをすぐに知れるため、トラブルやクレームが発生しにくくなり、業務に集中できるでしょう。
また、スタッフによって対応するレベルにばらつきがあったり、繁忙期に対応が雑になったりする可能性があります。
その点、公式アカウントの自動返信機能は返信メッセージが変わらないため、均一な対応が24時間可能です。
このように、顧客対応の質向上を目指す企業や店舗にも、自動返信機能が便利だといえます。
リアルな反応がわかる
自動返信機能のメッセージに「意見を聞かせてください」という内容を盛り込んでおけば、ユーザーのリアルな反応を知れます。
LINEは身近なツールとして普及しており、メッセージを送るハードルが低いため、率直な意見が送られる可能性が高いでしょう。
また、公式アカウントには、サービスや商品に関するリサーチ機能が備わっています。
リサーチ機能とは、アンケートを作成しユーザーへ配信することで回答を集計する機能です。
アンケートには「選択形式」と、認証済アカウントのみ利用できる「自由回答式」があります。
リサーチ機能はLINEアプリを起動すれば手軽に回答できるため、楽にリアルな回答を集計できるでしょう。
それにより、商品やサービスの改善点などがわかり、サービスの質向上にも役立ちます。
顧客と直接顔を合わせる機会が少ないビジネスに自動返信機能を導入すれば、ユーザーの率直な評価を知れるでしょう。
集客を自動化できる
自動返信機能のメッセージには、テキスト以外にURLや画像、動画も掲載できます。
自動返信機能の活用には、集客を自動化できるメリットがあります。
商品をテキストだけで紹介するよりも、利用している場面を動画で撮影し、自動返信機能に設定しておけば商品の宣伝に役立つでしょう。
メッセージに公式ホームページのURLを貼り付ければ、ホームページへの誘導が期待できます。
集客のための工夫をこらし、アイデアを盛り込んだ自動返信メッセージには、高い宣伝効果があります。
チラシや看板などの宣伝広告費を捻出できない場合、公式アカウントの自動返信機能を利用し集客を自動化してみましょう。
LINEで個人に自動返信する際の注意点
業務を効率化でき、ビジネスにおいて多くのメリットがある自動返信機能ですが、利用する際に気をつけるべきポイントがあります。
ここでは、公式アカウントで自動返信する際の注意点を解説します。
応答モードに注意する
公式アカウントでは、応答モードを1つしか選択できません。
応答モードとは、自動返信機能を有効にするかどうかの設定です。
自動返信機能を利用するためには、設定から「応答メッセージ」をオンにしましょう。
チャット利用と応答メッセージの有無に応じて、以下のように設定するとよいでしょう。
チャットの利用 | 応答メッセージを送信するための応答設定 | |
---|---|---|
チャットを利用しない | チャット:オフ応答メッセージ:オン | |
チャットを利用する | 応答時間を利用しない | チャット:オン応答時間:オフ応答方法:応答メッセージを含む項目を選択 |
応答時間を利用する | チャット:オン応答時間:オン応答方法:応答メッセージを含む項目を選択 |
自動返信機能を利用したいにもかかわらず、応答メッセージがオフになっていると機能が使えません。
そのため、利用に応じて設定変更を忘れずに行うことが重要です。
ユーザーより先にメッセージを送れない
公式アカウントの自動返信機能は、ユーザーからのリアクションがなければ利用できません。
自動返信機能は、キーワードに応じてメッセージを設定できる便利な機能ですが、あくまで「返信」のための機能です。
こちらからアプローチを行うには向いていない機能といえます。
そのため、ユーザーに一斉送信する際は「メッセージ配信」を利用しましょう。
メッセージ配信は、友達追加されているユーザーに直接情報を届けられる機能です。
テキストや画像など、多くの情報を届けられます。
メッセージ配信に関する各プランの概要は以下のとおりです。
項目 | コミュニケーションプラン | ライトプラン | スタンダードプラン |
---|---|---|---|
月額使用料 (税別) | 0円 | 5,000円 | 15,000円 |
無料メッセージの 送信可能数(月) | 200通/月間 | 5,000通/月間 | 30,000通/月間 |
追加メッセージの 可否(税別) | 不可 | 不可 | 可能(〜3円/単価) |
自動返信機能とメッセージ配信機能を使い分けて、効率的に公式アカウントを運営しましょう。
メッセージ履歴を確認する
自動返信機能を利用している場合、個々でのチャットに気を付ける必要があります。
ユーザーは公式アカウントからの返信が、自動返信なのか手動返信なのかが区別できません。
そのため、メッセージ履歴を確認せず辻褄が合わないチャットを行うと、信頼を失う可能性があるのです。
たとえば、自動返信機能によりすでに営業時間を理解しているユーザーに、手動のチャットで同じ情報を再度知らせることは不信感につながります。
ユーザーに「自分のことを覚えていない」と思われ、友達登録が解除される可能性もあります。
ユーザーと個々でチャットを行う際は、メッセージ履歴を確認し細心の注意を払いましょう。
個人へLINE自動返信の活用方法3点
業務をより効率的に進めるためにも、LINEの自動返信機能を活用するべきです。
ここでは、自動返信機能の活用方法を3つ紹介します。
注文の受付に対応できる
自動返信機能を活用すれば、LINE上で注文を受けることが可能です。
事前に「予約」や「注文」のキーワードで注文画面に移行させるように設定すると、従業員による業務を軽減できます。
たとえば、ユーザーが商品を注文する際、従業員がすべての対応をしていると業務効率が悪くなります。
そのようなときに自動返信機能を利用すれば、注文業務に人件費を割く必要がなくなり、商品のプロモーションや営業活動に力を入れられるのです。
また、電話注文では履歴が残らずトラブルが起こる可能性が高いですが、自動返信機能はトーク画面に対応履歴が残るため、予約ミスによるトラブルを避けられます。
そのため、商品数が多く、電話注文でミスが起きやすいビジネスで自動返信機能が役立つでしょう。
クーポンを自動で発行できる
公式アカウントの自動返信機能を利用し、登録ユーザー限定のクーポンを発行するのもおすすめです。
クーポンがあれば、新しい商品やサービスを試してみようと思うユーザーが増えるため、さらなる売上向上が期待できます。
具体例としては「クーポン」というキーワードに反応するようメッセージを設定し、自動でクーポンを発行できるようにします。
時間限定割引サービスや、初回限定サービスなどのクーポンを配信すれば、店舗に足を運んでもらえる絶好のチャンスとなるでしょう。
自動返信機能はテキストだけでなく、画像や動画、URLも配信できるため、クーポンと併せて商品の魅力をアピールするツールとしても活躍します。
カスタマーサポートに活用できる
自動返信機能は、ユーザーからの問い合わせに対応するカスタマーサポートとしても役立ちます。
企業に届く営業時間や定休日の問い合わせ、店舗であれば駐車場の場所の問い合わせなどに自動で応えてくれるのです。
たとえば、飲食店や美容室などの場合、接客業務でユーザーからのチャットに反応できないケースがあります。
その際に自動返信機能を利用し、ユーザーからの問い合わせに対応すれば、新規顧客を取りこぼすことがなくなります。
売上に直結するような重要なメッセージには従業員が対応し、自動で対応しても問題ない問い合わせには自動返信機能を活用することで、ユーザーにも公式アカウント側にもメリットが生まれるでしょう。
まとめ|個人に返信するLINEの自動返信機能を使いこなして売上アップを狙おう
- 自動返信機能とは、事前設定しておいた文章をメッセージ受信時に自動的に送る機能
- 自動返信機能には「一律応答」と「キーワード応答」の2種類があり、使い分けるとよい
- メリットは、業務効率化と迅速な返信で顧客満足度が向上する点である
- 自動返信機能は設定を有効にしないと機能しない
- 活用方法として「クーポンの自動発行やカスタマーサポート」「注文の自動受付」などがあり、ビジネスの成長には欠かせないツール
本記事では、公式アカウントの自動返信機能について解説しました。
公式アカウントはユーザーとのチャットだけでなく、自動返信機能を利用することで商品やサービスのプロモーションに役立ちます。
また、自動返信機能で業務が効率化し、余った時間で売上アップの施策に力を入れられるでしょう。
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