Lステップとは？公式LINEとの違いやできることを解説！料金や導入方法も

上記のような悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか。

本記事では、LINEマーケティングを始めたい方に向けて「Lステップとは何か」を紹介します。

導入のメリット・デメリットや導入方法も詳しく解説しているため、Lステップの導入を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

Lステップとは？

Lステップは、LINE公式アカウントの運用を効率化・自動化するためのMA(マーケティングオートメーション)ツールです。

たとえば「友だち追加後にアンケートを送信し、回答内容に合ったメッセージ配信をする」といった流れを自動化できます。

年齢・性別・悩みなどに基づいて、ユーザーごとに適した内容を配信できるため、それぞれのユーザーに合わせたマーケティングが実現可能です。

Lステップの有料アカウント数は、38,000件（2024年1月時点）を超えており、実績のあるLINEオートメーションツールといえます。

Lステップと公式LINEの違いは？

Lステップは、LINE公式アカウントを効率的に運用するためのオプションのようなもので、サービスの違いは、以下の通りです。

サービス名	Lステップ	LINE公式アカウント
提供元	株式会社Maneql	LINEヤフー株式会社
ステップシナリオ配信	◎	×
細かなセグメント配信	◎	△
ユーザー管理	◎	×
プッシュ通知	◎	◯
拡張性	◎	△

Lステップを導入するとLINE公式アカウントより細かい属性へのセグメント配信が可能です。

LINE公式アカウントでは「性別」「年代」「居住地（都道府県まで）」の属性までしか絞り込みできません。

しかし、Lステップのセグメント配信では「SNSから登録した男性ユーザー」「登録後にステップ3まで閲覧した女性」など、より詳細な属性に分けられます。

両方のアカウントを契約する必要がありますが、配信数を抑えて見込み度の高い顧客へアプローチできるため、売上アップも期待できるでしょう。

Lステップを活用したマーケティングのメリット

LINEマーケティングでLステップを活用するメリットは、下記の通りです。

Lステップの導入を検討している方は、それぞれどのようなメリットか確認しましょう。

メッセージ配信を自動化できる

Lステップの導入メリットは、メッセージ配信を自動化して運用コストを削減できることです。

Lステップを導入すれば、以下のような流れを自動化できます。

今まで、都度手作業で送信していたメッセージ配信を自動化できるため、人件費や作業工数の削減につながります。

メッセージ配信を自動化して効率的に運用したい方は、Lステップの導入を検討しましょう。

ユーザー行動を分析して蓄積できる

Lステップの導入メリットは、次のようなユーザー行動を分析して蓄積できることです。

ユーザー行動を分析することで、施策の課題が発見しやすくなり、より効果のある改善方法を立案できます。

課題発見から改善策の立案までを効率的にしたい方は、Lステップの導入を検討するとよいでしょう。

顧客情報を活用してマーケティングできる

Lステップの導入メリットは、収集したユーザー行動などの顧客情報を活用してマーケティングできることです。

メッセージ配信の既読率やサイトの滞在時間、URLのクリック有無など、ユーザーの行動を細かく収集できます。

顧客一人ひとりの行動や関心に応じたメッセージを配信できるため、ユーザーが求めているコンテンツを配信しやすくなるでしょう。

ユーザーごとに最適な情報を届けて売上を伸ばしたい方は、Lステップの導入をおすすめします。

Lステップを活用するデメリット

LINEマーケティングでLステップを活用するデメリットは、下記の通りです。

Lステップを導入してから後悔しないように、それぞれのデメリットについて把握しましょう。

月額費用がかかる

Lステップのデメリットは、最安でも5,000円(税込)の月額費用がかかることです。

あわせて契約が必要な「LINE公式アカウント」は無料プランもありますが、配信数を増やすためには有料プランの契約が必要になります。

Lステップを導入することによる費用対効果を考慮して、検討するとよいでしょう。

Lステップの月額費用は、下記の記事で詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてください。

関連記事：Lステップの料金と機能を徹底比較！あなたに合ったプランを解説

効果が出るまで時間がかかる

Lステップのデメリットは、初心者やLINE公式アカウントを開設したばかりだと効果が出るまで時間がかかることです。

初心者の方やアカウントを開設したばかりで配信できる友だち数が少ない場合、Lステップを導入しても効果的に配信できません。

上記のような方は、まず友だち登録数が増えてからLステップの導入を検討しましょう。

また、Lステップでは、配信内容や条件を細かく設定できるため、構築に時間がかかる可能性もあります。

最初から最適な設定をすることは難しいため、施策の効果測定をしながら調整するのがおすすめです。

Lステップでできること

Lステップを導入してできることは、次の通りです。

機能	概要
友だち追加時 メッセージ	LINEに登録した直後に自動で送られるメッセージです。 クーポンの配布やキャンペーンのお知らせがおすすめです。
個別トーク	LINE公式アカウントの「チャット」やLINEアプリの「トーク」と同等の機能です。 個別にメッセージ配信ができます。
シナリオ配信	事前に準備しておいたメッセージをスケジュールに沿って配信する機能です。 配信のタイミングや分岐条件を自由に設定できます。
一斉配信	LINE公式アカウントの「メッセージ配信」を拡張した機能です。 絞り込み属性の項目を自由に設定できます。
自動応答	友だちからのメッセージに自動で返信する機能です。 あらかじめ設定したキーワードの完全一致または、部分一致した際に自動で応答するように設定できます。
タグ管理	「4月来店」「サンプル請求済み」など、ユーザーの特徴や行動をラベルづけできる機能です。 ユーザーごとに最適なアプローチをするために欠かせない設定です。
友だち情報欄管理	友だちの生年月日や電話番号など、友だちの情報の管理ができる機能です。 アンケートの自由解答欄や画像などの文字以外の情報も登録できます。
テンプレート	定型文の登録・管理ができる機能です。 個別トークや自動応答など、様々な配信に活用できます。
予約管理	電話やWebサイトからの予約情報をまとめ、登録・管理を一元化できる機能です。 LINE公式アカウントでは飲食店のみ対応ですが、Lステップでは業種を問わずに利用できます。
回答フォーム	お申し込みフォームやお問い合わせフォームなどを作成できる機能です。 フォームを作成することでユーザーの好きなタイミングで申し込み/購入ができます。
リマインダ配信	予約をした友だちに対して、リマインドを配信できる機能です。 予約日から逆算して自動でメッセージを配信できます。
アクション管理	繰り返し行うアクションを管理できる機能です。 アンケートに回答したユーザーにクーポンを送るなどの配信を自動化できます。
対応マーク管理	「友だち対応マーク」と「メッセージ対応マーク」により、友だちの状況や対応の優先度がひと目で把握できる機能です。 ユーザーごとの対応状況の可視化に役立ちます。

Lステップで利用できる機能は、LINE公式アカウントの機能を拡張したものや自動化できるものが多いです。

下記の記事では、Lステップの使い方について詳しく解説しています。

ぜひあわせてご確認ください。

関連記事：Lステップの使い方13選！初期設定の方法もわかりやすく解説

Lステップの料金

Lステップの料金プランは、以下の通りです。

プラン名	スタートプラン	スタンダードプラン	プロプラン
初期費用	0円	0円	0円
初月料金	0円	0円	0円
月額料金	5,000円	21,780円	32,780円
月間配信数	~5,000通	~30,000通	~50,000通

Lステップは、どの料金プランでも初期費用や初月料金はかかりません。

上記の3つの基本プラン以外にも、月間配信数が50,000通を超える場合「大量送信プラン」が4種類あります。

プラン名	10万通プラン	30万通プラン	50万通プラン	100万通プラン
初期費用	0円	0円	0円	0円
月額料金	87,780円	131,780円	142,780円	197,780円
月間配信数	~100,000通	~300,000通	~500,000通	~1,000,000通

必要な月間配信数に応じて、契約する料金プランを検討しましょう。

各料金プランの詳細は、以下の記事で詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてください。

関連記事：Lステップの料金と機能を徹底比較！あなたに合ったプランを解説

Lステップの導入方法

Lステップの導入方法は、以下の通りです。

Lステップをスムーズに導入するためにも、事前に申し込みから設定までの流れを把握しましょう。

①Lステップを申し込む

Lステップの申し込みページから「無料で試してみる」をクリックします。

②料金プランを選択する

注意事項・利用規約・個人情報の取り扱いの内容を確認して「同意する」にチェックします。

同意するにチェックしたら、希望の料金プランを選択します。

③必要事項を入力する

ご注文の確認画面が表示されたら「お客様情報」と「クレジットカード情報」を入力します。

必要事項を全て入力したら「上記内容で申し込む」をクリックすれば申し込み完了です。

④初期設定をする

申し込みが完了したら、Lステップの初期設定を以下の手順で行います。

Lステップの初期設定の詳細は、以下の記事で詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてください。

関連記事：Lステップの使い方13選！初期設定の方法もわかりやすく解説

Lステップの導入事例

Lステップの導入事例を紹介します。

【美容室×ネットショップ】

上記の美容室及びネットショップでは、Lステップ導入により、リピート率80%以上、通販でのCVRが12％以上を達成しました。

【結婚相談所】

上記の結婚相談所では、Lステップ導入により、0からのWEB集客でも多くの会員数を集め、たった1年で全国上位20%の「IBJ AWARD」に選出しました。

紹介した導入事例は『Lステップ』開発元より、国内でわずか10社しか選ばれない『認定コンサルタント』の1つに選定されたAnveryが担当しています。

まとめ｜LステップはLINE公式アカウントを運用を自動化して効率化できるツール

Lステップとは、LINE公式アカウントの運用を効率化・自動化するためのMA(マーケティングオートメーション)ツールです。

メッセージ配信の自動化や年齢・性別・悩みなどに基づいて、ユーザーごとに適した内容のコンテンツを配信できます。

Lステップを導入するメリットは、次の通りです。

LINE公式アカウントの運用を効率化したい方やユーザー行動を分析して最適なメッセージ配信をしたい方は、ぜひLステップの導入を検討しましょう。